夏休みを振り返り
昨年に引き続き、異常な暑さとなった夏休みも、あと数日で終わります。今年の夏のスタートは、炎天下を避け、16時以降の練習で、頭を働かせながら、横山コーチ、池田コーチが攻撃のパターンを叩き込みました。仙台遠征では、涼しい気候の中、トレーニングの成果を発揮することができました。しかし、その後、酷暑の環境で活動すると、頭が働かず、身体も動かず、強度が極端に落ちました。暑さに慣れているチームを相手にすると、得点をとれず、失点する・・・そんな状況がずっと続きました。1年生を中心に、怪我人も複数出てしまい、チームは苦しい状況が続いています。
「走り込み」は、強制ではなく、各自の自主性に任せるのが文京スタイル・・・「走らされる」よりも、「走りたい」と思えるアスリートにならなければ、厳しい試合は勝ち切れないという信念のもと、そうしてきましたが、この暑さで「走りたい」と思う選手は、数名のみでした。
それでも強制にはしたくはない。自立したアスリートになってほしい。甘いかもしれませんが、それができない限りは、世間がざわつくような奇跡は起こせないのだと思います。
8月の最終週・・・水・木・金と練習をして、土曜日に昨年の選手権予選で敗れた杉並総合高校さんとトレーニングマッチを行い、8月を締めくくります。台風が近づいているので、中止になるかもしれませんが、先輩たちの無念を背負い、全員が自立したアスリートになれるように!
昨年は、能力の高い選手がたくさんいましたが、ベスト8で敗退してしまいました。今年のチームは、突出した技術やスピードを持っている選手はいませんが、新人戦で奇跡の準優勝を果たし、インターハイ予選でも準優勝。いざというときに、謎の力を発揮するチームです。誰かに頼るのではなく、全員で力を合わせ、話し合い、最後まであきらめず、走り続けることができるチーム・・・だと、信じ続けたいと思います。選手権予選初戦まで、あと18日。
※写真は、昨年の9月2日、高校選手権予選ベスト4決め、杉並総合高校との対戦です。(0−1)
★昨年の杉並総合戦の後の、主将、副主将のコメント
(主将)後半は自分たちの方が良く走れていたと思う。でも走れても勝てないことがよくわかった試合だった。PKで点を決められたのは仕方ないが、あそこまでボールを運ばれたということに関してはもっと前線からプレスをかけるべきだった。DFラインとGKが体を張ってチームを救っていたと思う。個人としてはシュートを打てなかった。これはFW、スタメンとしての責任を果たせなかったということだと思う。
(副主将)
今日の試合は今までで1番頑張って、1番楽しかった。後半ボランチになった時にもっともっと走り回ってゴールまで行けばよかったと思う。ここまで頑張ってきた分pkで勝負が決まってしまったことが悔しいし勝負の世界は厳しいことがとても分かった。でも最後までみんな走りきって全力でプレーできたのはとても嬉しい。もっと上にいきたかったけどピッチに立ってプレーできて最後に杉総と戦えて良かった。
(途中出場した現高3(当時高2)の某選手コメント)
負けて本当に悔しかったけど、3年生と少しでもピッチで一緒にプレーすることができてよかった。けど出てもほとんど何もできなかったことが1番悔しかった。最後ぜったい点を取り返したかったし、もっと三年生と戦いたかった。
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このコメントを書いた選手は、高3になり、インターハイ予選の東久留米総合戦の延長、PKで先制点を許したあと、同点ゴールを決めました。失敗から多くのことを学んだ現高3たちだからこそ、奇跡を起こしてくれるかもしれません。
2024/08/27 21:55